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2012/10/05

関西看護出版様主催「遺族ケア・エンゼルケア・エンゼルメイク」講演リポート

9月8日(土)、大阪府私学教育文化会館において、関西看護出版様のお招きにあずかり、「遺族ケア・エンゼルケア・エンゼルメイク」の講演をさせていただきました。開催時間は、10時から16時までと、昼食をはさんでの講演でした。
遺族ケアでは、ご遺族が死亡を予測しておられたケース、予測をしておられなかったケース、そして救急搬送後のケースと、3つの死亡状況における遺族心理を解説いたしました。遺族心理をアセスメントすることで、ご遺族にはどういった心理が働くかという事を学習していただきました。
ご遺族の心情を理解していただくことから導き出し、適切な言葉かけの例をお話しさせていただきました。
エンゼルケアは、始めに、帰宅後のご様子をご理解いただくために、出血・体液の流出等の事例を視聴いただきました。事例紹介の目的は、ご遺族にとって悲惨な事態を防ぐことにつなげていただくためです。
鼻腔・口腔からの出血事例や、下肢や手背からの体液流出事例、注射針痕・CVカテーテル痕からの出血事例等を視聴いただきました。
死後処置時の手技は、生体の処置とは大きく異なります。なぜ手技が異なるかという理由は、死後、傷は修復しない、体内ガスが放出する等が起こるためです。理論的な解説に加え、漏れ出ない処置の手技も実演させていただきました。
エンゼルメイクは、病院で身近にある材料や市販の口紅を使って、男性向けメイク、女性向けメイクの化粧法を実演させていただきました。
(1)短時間でできる、(2)化粧品にお金をかけなくてもできる、(3)誰にでもできる、(4)帰宅後も自然で穏やか 、という化粧法の手順やメイク技術をご覧いただきました。

『遺族ケア・エンゼルケア・エンゼルメイク講習会』へのご意見を沢山頂戴いたしました。一部ですがご紹介させていただきます。

・遺族ケアの重要性が理解できました。
・具体的な言葉かけの例があり、わかりやすかったです。
・Nsと違う立場で、心のケアの詳細を聞けて良かったです。在宅ケアに20年携わってきましたが、もっと繊細なケア・サポートを教えていただきました。
・看取りの考え方、セルフケア機能を向上させる援助の言葉、今後忘れないようにしたいと思います。
・標準予防策を再確認し、実施したいと思います。
・エンゼルケアについて、根拠をまったく分かっていなかったと反省しました。
・自宅に帰られてからの、変化や細かい手技を学ぶことができました。
・帰宅後の様子を見て、あのような悲惨な事になるとは知りませんでした。
・実演があり、わかりやすい講義でした。
・創部の圧迫固定法や、詰めものの手技など今後の参考にさせていただきます。
・エンゼルケアでは、感染について、あまり考えていませんでした。
・死後の変化に合わせたメイク方法が良くわかりました。
・今までは、基礎化粧に、市販の化粧品を使用していました。肌の乾燥とファンデーションののりがとても悪く白い感じになっていました。厚塗りだったと思います。今回の講習で学んだことを実践して、穏やかな顔を作りたいです。
・今まで色々な講習に参加しましたが、厚塗りの化粧でした。今回受講し、身近に行えるような気がしました。手作りスキンケアクリームは、是非試してみたいです。
・その人らしいという事を大切にしていきたいです。

など、今後、実践に活かしたいというご意見を沢山いただき、大変嬉しく思っております。
頂戴したご意見は、今後の講習に役立てさせていただきます。
長時間にも関わりませず、熱心にご静聴いただき、誠にありがとうございました。
ご遺族と故人様のためにお役立ていただければ幸いでございます。

橋本佐栄子 著

■講習風景

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