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2013/04/03

神奈川県西湘地区訪問看護ステーション連絡協議会様主催
「実践にすぐに役立つ 遺族ケア・エンゼルケア・エンゼルメイク」研修会リポート

神奈川県西湘地区訪問看護ステーション様のお招きにあずかり、「実践にすぐに役立つ 遺族ケア・エンゼルケア・エンゼルメイク」研修会の講師を務めさせていただきました。
3月9日土曜日、平塚共済病院6階会議室にて開催されました。

社会福祉法人世田谷福祉事業団様(2010年開催)や、世田谷区などの訪問看護ステーション様で、エンゼルケアの研修会をさせていただきました。以来、エンゼルケア業務を訪問看護師の方と一緒にさせていただくことがございます。
ご担当の看護師の方によっては、「…まで、エンゼルケアをしておきましたが、不十分なところは宜しくお願いします。」と、エンゼルケアの業務内容を詳しくメモし、申し送りをいただくこともございます。
また、深夜など、看護師の方の出動が困難な場合は、ドクターから死後ケアのご依頼をお受けすることもあります。

そのような数々の実務経験から、訪問看護におけるエンゼルケアと病院業務との異なる点を踏まえ、医学的見地に立って、実践に役立つ的を絞ったお話しさせていただきました。  
訪問看護に必要なご遺族への声かけや、感染予防対策としての医療器具抜去後の手当て、死化粧について、これまであいまいだった点が、根拠をご理解いただくことで、さらに自信をもってより良いケアへお役立ていただけるのではないかと思います。

研修会終了後には、
「大変新鮮なエンゼルケアの講義で、良いお話がうかがえた」
「先生の講義は、無理なく在宅に導入できる内容だったので、さっそく準備を整えました」
「感染予防を徹底しながらも、心を尽くしてお見送りさせていただきます」 とコメントをいただきました。

訪問看護師の皆様のご苦労は計り知れません。私が死後ケア業務でご自宅にお伺いすると、いつもご家族がおっしゃるのは、「看護師や介護士の方に支えていただいたから、今日まで頑張ることができました!!本当に感謝でいっぱいです。」という言葉です。ただ単に看護業務をルーチンワークとしてこなすだけではなく、そこには看護師の人を思いやる温かいお人柄があってこそ、ご家族の心に看取りへの満足感(感動)が生まれるのだと思います。
最後の看護としてのエンゼルケアに、心のこもった関心をもった看護師の皆様に看ていただける患者様とご家族は、なんとお幸せなことでしょう!

西湘地区(前)会長 三橋朋美様はじめ各管理役員様、研修会にご尽力いただき誠に有難うございました。どうぞお体をご自愛され、患者様とご家族のために、今後のより一層のご活躍をお祈り申し上げております。

文:橋本佐栄子

■講習風景

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