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関西看護出版様のお招きにあずかり福岡県で講演させていただきました。セミナーリポート
5月18日、関西看護出版様のお招きにあずかり福岡で講演させていただきました。セミナーリポートをお伝えします。
春が過ぎ、新緑がきれいに映る今日この頃、穏やかな気候のなか、福岡講習会にたくさんの方々が来てくださいました。
「遺族ケア・エンゼルケア・エンゼルメイク」に関しては、昨今様々な情報が飛び交っている現状です。講習に来てくださった方たちの疑問等が、少しでも解消されることを願いつつ、講習開始となりました。
遺族ケアに関しては、遺族心理に基づくアセスメント・アプローチ等を場面ごとにご説明させていただきました。会場を見渡すと、皆様真剣な面持ちで受け止め、また、時にはうなずいてくださる方もあり、皆様の求めている情報が提供できたかなと感じられました。
エンゼルケアでは、やはり「詰め物をするかしないか」が皆様の悩みの種のように感じました。当講習では、感染予防対策上また、今までの経験から「詰め物をする」とお話をさせていただいております。それとともに、死後の処置においての創処置・全身管理含め、根拠と経験をもとにご説明させていただきました。創部の処置方法に関してお話と実演をさせていただくと、「へー」「なるほど」とお声を聴くことができ、処置方法に対してのご理解とご納得をいただけたのではないかと思います。
エンゼルメイクでは、少しリラックスしてお聞きいただき、講演の中で笑い声がでることもありました。ご遺体に対してのメイクの違いや、適切なメイク方法、表情等お話しさせていく中で、「誰のためにするのか」・「誰が見てきれいであるべきなのか」ということがとても大切になることを再認識しつつ、お話しさせていただきました。
講習が終わった後も、皆様からたくさんのご質問をいただき、当講習に対する皆様の意識の高さを実感するとともに、患者さんやご家族のために何かできること、より良くしていきたいとのお考えを聞くことができ、とてもうれしく感じました。
これからも、様々な経験の中からより良いもの、新しい情報等を常に配信し、皆様のお役にたてるよう努力してまいります。
この度は、暑い中長時間の講習会にご参加くださいまして、ありがとうございました。心より御礼申し上げるとともに、今後の皆様のご活躍をお祈り申し上げます。
文：橋本友希
■講習風景
