NEWS

2013/11/16

関西看護出版 広島講演「遺族ケア・エンゼルケア・エンゼルメイク」

やっと冬になってきたかと思えば、なぜか夏のような暑さがあったり、気候の落ち着かない今日この頃でした。皆様は、体調を崩されていませんか?わたしは、微妙に体調がすぐれませんでした。
そんななか、今回は広島での講演をさせていただきに、飛行機に乗って行ってまいりました。何を隠そう、私は乗り物が苦手で、さらに、飛行機は大嫌いです。しかも、今回のフライトは上空の気流が安定しなかったため、飛行中にジェットコースターの落下を彷彿とさせる重力の変化を機内で感じたりと、生きた心地がしませんでした。まあ、そんなこんなで広島についてみると、あったかい!!!少々厚手のアウターを着込んできたのに、上着いらないのでは、という感じの気候でした。広島からの移動に乗せていただいたタクシーの運転手さんも、とても気さくで県民性なのか、すごくアットホームな感じがしました。広島県での気温の暖かさと人の暖かさを満喫したところで、講演に向かわせていただきました。

今回の講演には、47名くらいの方々がお越しくださいました。中にはもっと南の方から来て下さった方もいて、ほんとうに感謝です。  
さっそく、「遺族ケア」のお話から始めさせていただきました。遺族に対するかかわりや声掛け、アセスメント等をお話しさせていただいて、皆様はとても静かに、時折うなずきながら聞いてくださいました。今回ご参加くださった方々の中に、「遺族ケアのマニュアルを作成したくて」という動機で来て下さった方もいて、時代がやっと変わり始めてきたんだな、と感じさせていただきました。
つぎに、「感染予防対策上の死後の処置」のお話をさせていただきます。ここでは、内容がもっと具体的で、わかりやすいので、参加者の方々の反応も、ずいぶん出てきました。でも、それでもとても静かに聞いてくださっていましたが・・・。死後の処置では、具体的な手技やエビデンスをお話しさせていただきながら、現場で実際に起こっている状況もお伝えしていきました。病院と帰宅後の様子の変化に、一様に驚かれ、しかし、だからこそこのような手技・知識が必要である事を納得していただけたようでした。  
最後に「エンゼルメイク」についてです。一日がかりの長い講演なので、そろそろ皆様に疲れの様子が見えてきました。それでも、時折笑いあり、驚きあり、納得ありと、しっかり聞いてくださっていました。メイクは、シンプルイズベスト。その人らしさとは、どのようなことから伝わっていくのか、ということを終始交えてお話しさせていただき、長い一日の講演が終了となりました。

今回の講演では、終了後の質疑応答にも何人もご質問いただき、私もとても勉強になりました。やはり、開眼・開口に関するご質問も多く、現場での苦悩が伝わってきました。また、今回の講演を聞いて、「とても分かりやすかった」、「すごく楽しかったです」とのお言葉もいただきました。今回の講演を通じて、すこしでもみなさまのお役にたてたのならば、幸いと思います。  
私も、まだまだ未熟であり、上手にお伝えできないことが多々ございます。これからも、今回の学びをもとに、より良い講演が出来る様努めてまいります。  今回もたくさんの方々のご参加、ほんとうにありがとうございました。

著 橋本友希

■講習風景

一覧に戻る


著作権法に基づき無断転載を禁じます
COPYRIGHT (C) 2002-2023 L・Planner Co.,Ltd. All Rights reserved