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関西看護出版 横浜講演レポート
今回は、初めて横浜での講演をさせていただきました。さすがに10月に入ったので、少し涼しく、気持ちのいい風が吹いていました。
講演場所が遠い場合には、前日から現地へ入るので、朝は少し落ち着いて望めるのですが、横浜は、近い。そのため、当日の朝早くに出発し、会場へ向かいました。
講演が始まり、「遺族ケア」のお話から始めさせていただきました。ほかの会場での講演と少し雰囲気が違い、受講して下さっている方々の様子のあまりの静かさに、お話をさせていただきながら、私が緊張してしまいました。遺族の方の気持ちや、アプローチ等を経験を踏まえてお話をさせていただきました。
次に、「エンゼルケア」についてのお話です。現在世界で起こっているトピックスに基づき、事例を合わせ根拠に基づく情報や、処置の方法をお話しさせていただきました。処置の方法では、「えー」、「そうなんだ」などの声が聞こえてきた場面もあり、講演内容に対しての皆様の反応があって、少しほっとしておりました。
最後に「エンゼルメイク」のお話をさせていただきました。メイクについては、「必ずそうしなくてはいけない」といった決定的な部分が少ないため、今までの講演よりもリラックスしてきていただけたのではと思います。今まで皆様がしてきたメイクとの違いをお話しさせていただくと、時折笑いあり、うなずきあり、心当たりあり、といったご様子で、講演内容を聞いてくださっていました。
今回は、少し休憩時間も短かったので、予定より早く終わってしまいましたが、質疑応答等、のこってご質問くださる方がかなりいたので、それだけでも、皆様の意識の高さや興味の高さをひしひしと感じることができました。
今回講演を聞いてくださった皆様が、様々な情報の中から根拠をもって最善の方法を選択し、亡くなられた患者さんや、ご家族のために、最後の処置をしていただけたら、幸いです。そして、そのために今回の講演がお役に立てるのであれば、なによりと考えます。 今回は、講演にご参加くださって、本当にありがとうございました。皆様の今後の変わらぬご活躍、心よりお祈り申し上げます。
著 橋本 友希
