エンジェルケアの方法手順を学ぶ。看護のためのエンゼルケアセミナー

看護師・介護福祉関係者・看護学校教職員対象セミナー エンゼルケア・エンゼルメイク講習会

実務経験と科学的根拠に基づき、遺族ケア・エンゼルケア・エンゼルメイクを分かりやすく解説します。 患者様とご家族にとって、最期の姿を整えるエンゼルケアが大切なことはいうまでもありません。
しかし、現在のエンゼルケアは、慣習的に行われていることが多いということも事実です。
本講習会にご参加いただいた看護師の方々からも、
エンゼルケア・エンゼルメイクの方法や手順に対する疑問・不安の声が多く聞こえてきます。
本講習会では、「遺族心理を理解した実践的な遺族ケア」・「遺体に現れる死体現象を前提としたエンゼルケアの方法」・「シンプルな工程で誰にでもできるエンゼルメイク」を学習します。
遺族に対する言葉掛けの例や、エンゼルケアで使用する物品や方法・手順、エンゼルメイクの手順を掲載したオリジナルのテキストを使用することにより、セミナー終了後に学習内容を実践していただくことが可能です。
疑問

カリキュラム紹介

Ⅰ遺族ケア ~遺族を理解するための情報収集と分析~(講義)
ご家族が死別の悲しみから回復するには、
どんなに苦しくても死を認めることから始めなければなりません。
医療現場における死亡直後の遺族ケアには、「死の受容への援助」と「セルフケア機能向上への援助」という役割があります。遺族ケアを行うには、遺族心理を理解することから始めます。
死亡の状況を整理し、それぞれの状況における遺族心理と、医療者だからこそできる言葉掛けや対応の仕方をわかりやすく指導します。

【学習内容】
1.死亡の状況と遺族心理
2.遺族ケア
    (1)遺族家の目的
    (2)見取りが行われたケース ~喪失予期があった家族:ホスピス・緩和ケア・在宅医療~
    (3)見取りが行われなかったケース ~喪失予期がなかった家族:病棟全般・ICU・救命救急~

Ⅱエンゼルケア(死後の処置)(講義)
慣習的な死後処置では、帰宅後に血液・体液等の流出や浸出が起こる可能性があり、ご家族が一晩中ティッシュペーパーで拭いておられることがあります。
「病院で処置していただいたのになぜ?」ではなく、「最後まで良くしていただいた」と、ご家族が安心できるエンゼルケアが必要なのではないでしょうか。
安全で安心なエンゼルケアは、医療器具抜去後の手当て・詰めもの・清拭などを、エビデンスに基づいた手技で実践することにより、目的(感染予防)を果たすことができます。
当スクールでは、ご家族と医療従事者の安全を守り、清潔な姿でお別れいただくため、「エビデンスに基づく感染予防対策上の死後処置の手技や手順」を学習します。
感染予防の観点から、「なぜそうするのかという根拠」をわかりやすく解説し、明確に手技をご理解いただけるよう学習していきます。
医療マネキンを使用し、受講者がエンゼルケアの手技を学習する模擬実習では、講師が受講者一人ひとりに直接指導を行います。大規模セミナーでは体験することが難しい、少人数制ならではの参加型の学習スタイルで行っております。

【学習内容】
1.医療機関での死後処置の目的
2.感染予防対策上の処置
3.医療におけるエンゼルケア(死後処置)の実際
    (1)準備するもの
    (2)一般的手順(検案が行われない場合)
    (3)具体的手技

Ⅲエンゼルメイク(死化粧)(講義/模擬実習)
エンゼルメイクは生体の化粧とは異なり、穏やかなお顔に整えることが目的です。
ご家族は「苦しまずに逝ったことだけがせめてもの(慰め)…」と、弔問に訪れた人たちは「穏やかなお顔だ…」とご家族を慰めます。別れを目前にするご家族にとって穏やかなお顔であることが何よりの慰めなのです。
エンゼルメイクの目的が、生体の美の追求とは異なる点に注意し、死亡状況に応じた遺族心理を基に、ご家族にとっての「穏やかな顔」に整える化粧法を学習します。
ご遺体には、経時死体現象が発現するため、生体の化粧法では肌や口唇が乾燥するなど、穏やかさを損なうことが起こります。そのため、ご遺体の化粧は生体の化粧とは化粧材・化粧法が異なります。当セミナーでは、メイクレッスン用のマネキンを使用し、生体感を持続するご遺体専用の化粧法を学習します。

【学習内容】
1.死後の変化と化粧への影響
2.ご遺体に適した化粧法
    (1)ナチュラルメイクの手順
    (2)フルメイクの手順
    (3)男性用エンゼルメイク模擬実習
    (4)女性用エンゼルメイク模擬実習

講習風景
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講師紹介

講師写真 橋本佐栄子
有限会社エル・プランナー 代表取締役 橋本佐栄子 美容師・大手葬祭業社開発部勤務を経て、1993年にご遺体の処置・死化粧を専門医行う、有限会社エル・プランナーを設立。
自然な素肌感を作り出すナチュラルメイクから、外傷を修正するカバーメイクまで。
理論と技術を備えた独自のメイクテクニックを確立。
1999年、医師・薬剤師・看護師等で構成される、ICHG研究会に所属。
2002年、『遺体に携わる人たちのための感染予防対策および遺体の管理』を医事出版より出版。
メイク技術者として死化粧・遺体処置を行うほか、
日本各地の病院や大型セミナー会場で、死化粧(エンゼルメイク)・死後処置(エンゼルケア)・感染予防対策・遺族ケアの講演を行う。
その他、葬儀社・看護師・介護福祉士・看護学校教職員を対象とした少人数制セミナーを社内にて開催。
講師写真 橋本友希
有限会社エル・プランナー 所属 橋本友希 1993年看護師免許取得。
稲城市立病院(手術室、脳外・整形・耳鼻科混合病棟)、東京警察病院(ICU、手術室)勤務を経て、有限会社エル・プランナーに入社。
医療現場で培った経験を活かし、メイク業務を行うとともに、社内講習のアシスタント講師を務める。ICHG研究員。
2012年 講習会の詳細はこちら>>>
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