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美粧衛生師 高杉美和子様のご紹介
高杉美和子さんは、東京都八王子市のご葬儀社（株）濱中 様の奥様です。
今年5月、高杉さんからお電話をいただきました。
ご葬儀社として、ご遺体を綺麗にして送ってさしあげたいので、メイクスクールを受講したいとご相談がありました。
お電話をいただいた当時は、高杉さんは、おもに経理事務の仕事に携わっておられ、ご遺体に携わる業務には関わっておられませんでした。
けれど、ご葬儀の頃になると、ご遺体が臭うことやお棺の中のお顔をご拝顔された経験から、何とかしてあげられたらという願いを持ち続けておられたそうです。
ご遺体に携わられたことがない方が、ご遺体の処置やお化粧をする業務に携わられるのは、よほどの決心がおありになったのだろうと思いました。
後からお聞かせいただいたのですが、始めは、社長様であるご主人が、大変心配されておられたそうです。綺麗なご遺体ばかりではないことを知っておられる社長様にとっては、当然のことだったと思います。
そんな中、高杉さんは、一歩ずつ確実に学んでいかれました。
医学的根拠に基づいた「感染予防」、「死後処置の方法」、「適切なドライアイス処置」、「ご遺体専門の化粧」を学習されました。非常に早く、医学的情報を理解されたのには驚きました！高杉さんには、歯科勤務時代の経験があった点もスムーズな習得につながったのだと思いますが、何よりもご遺族のお悲しみに寄り添い、故人様とご遺族のお役に立ちたいという強いお気持ちが、ご自身の努力に大きなエネルギーを与え、今日の結果に繋がったと思います。
実技実習に入られてからは、ご遺体の処置とメイク・冷却に携わられる奥様の姿を目の当たりにされ、社長様ご自身が、経験的携わり方から、医学的見地に立った科学的根拠のある携わり方に一変されたそうです！
葬祭業経験が長い社長様にとって、新しい情報を受け入れてくださるかしらと心配しておりましたが、奥様以上に、社長様の前向きな姿勢に感動いたしました！
（株）濱中 様は、ご遺族に喜ばれておられるのはもちろんのこと、現在は、看護師の方々やご家族から、終末期患者様のご様子に関する相談もあるそうです。
私は、単に、ご遺体処置・メイク業務ができるという作業上の観点からだけではなく、故人様の尊厳を守り、ご遺族の別れの悲しみに対する、いたわり・思いやりの気持ちがあってこそ、美粧衛生師だと思っています。 高杉さんのこれからのご活躍をお祈りするとともに、ご遺体のご状態が困難な時は、エル・プランナーが協力体制を取り技術を支えます。高杉さんのご苦労を先に歩いてこられた美粧衛生師の皆さんも応援しています。
美粧衛生師 高杉美和子さんの勇気と努力にエールを贈ります！！
弊社エル・プランナーの技術を受け継いでくださる美粧衛生師の誕生に心から感謝申し上げます。
文：（有）エル・プランナー 代表・講師 橋本佐栄子
