NEWS

2014/02/07

公益社団法千葉県看護協会様 セミナーレポート
    穏やかな看取り ―エンゼルケアから見えるもの―

2月になっても、寒暖がいまいち落ち着かない今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。今回は、2月3.4日の二日間、千葉の看護協会様のご依頼で、講演をさせていただきました。初日は、とても暖かく、コートがいらないような気温だったのですが、2日目にはなんと「雪」。普通に、雪降ってました。帰るころには車の上にも数センチ積もっていて、びっくりでした。ちなみに、私は寒いのはものすごく苦手なんです。
さて、そんなわけで、この度の講演では「エンゼルメイク」と「エンゼルケア」についてお話をさせていただきました。
エンゼルメイクでは、御遺体に起こる変化に合わせてのメイクをお話しさせていただきました。病院で亡くなられて、お体の状態が徐々に変わることは受講者の皆様もお気づきではありましたが、実際どのようにどの程度の変化があるのか、また、この変化に合わせたメイクはどのようにすればいいのか、というところに皆様興味を持って、真剣に聞いてくださいました。
次に、死後の処置について、お話しさせていただきました。ご自宅に戻ってからの遺体の状況、変化等、様々な事例をもとに根拠立ててお話をさせていただきました。とても真剣に聞いてくださっていたせいか、講演中あまりにも静かで、講師が少々不安になりましたが、みなさまのご様子を見ると、うなずきながらペンをしっかりと走らせて下さっていたので、ホッと一安心いたしました。
講演が時間いっぱいになってしまったので、質疑応答の時間が取れませんでしたが、終了後にも何人もの方々が、質問を寄せてくださいました。今回の講演内容と、実際の現場で行われている死後の処置の違いに、皆様驚きと学びを得られたご様子でした。
今回の講演が、皆様方にとって少しでもお役にたてれば幸いであるとともに、今後のケアが、御遺族・ご本人様にとってより良いものであり、EBMに基づいて行われていくことを、願っております。
お忙しいところ、お時間を取って多数の方々がご参加くださいましたこと、心から感謝申し上げます。本当に、ありがとうございました。

著 (有)エル・プランナー 橋本 友希

■講演風景

一覧に戻る


著作権法に基づき無断転載を禁じます
COPYRIGHT (C) 2002-2023 L・Planner Co.,Ltd. All Rights reserved