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2014/06/30

長野県 愛和病院様講演「エンゼルケア・エンゼルメイク」講演リポート

長野県愛和病院様 エンゼルケア・エンゼルメイク講演

今回は、長野県愛和病院様より「エンゼルケア・エンゼルメイク」についての講演をご依頼いただいたので、さっそく行かせていただきました。
ここ数年、エンゼルケアについての看護師の方々の意識がずいぶんと高まってきており、講演のご依頼もずいぶんと頂くようになりました。そんな中で、やはり詰め物に関することや、ケアの中で重要視されているポイントが、各施設様により異なるので、初めに十分担当者様とご連絡をさせていただいて、ご依頼の趣旨・施設様での現状等を把握させていただき、講演に臨ませていただきました。
弊社からは、長野県までは車で向かいます。長野インターを降りると、大きな外気温計が・・・・。「29℃」・・・。長野のはずなのに、暑い・・・・・。涼しいと思ってきていたので、少々ショックを受けつつ、講演会場へ向かいました。
今回の講演は、3時間でのご依頼でありましたので、少し詳しくお話ができるかと思っていましたが、始めてみると意外と時間が足りないような感じになってしまいました。
エンゼルケアについては、初めに病院様での意向や現状を確認させていただいていたので、根拠に基づき、必要な処置・ポイント・方法等をお話しさせていただきました。また、帰宅後の現状として、体液・血液の流出事例、御遺体の状態の変化等もお話しさせていただいたので、エンゼルケアにおける処置や詰め物の必要性も、ご理解いただけたのではないでしょうか。
次に、エンゼルメイクについてお話しさせていただきました。ご遺体の状況に合わせたメイクの必要性をご説明しつつ、何の目的で行うことが望ましいかを、お伝えさせていただきました。「昔からメイクをする決まりだから」ではなく、「何のために行うか、そのためにはどうするべきなのか」という根本の考え方がとてもメイクでは大切になってくると、お話をさせていただきながら実感しています。

今回、3時間にわたりお話をさせていただきましたが、やはり「目的と根拠」がとても重要になってまいります。エンゼルケア・メイクが、ただの処置やメイクになるのではなく、大切な家族を亡くされて、大きな悲しみを抱えていらっしゃるご家族の方々の今後の支えや、ほんの少しの手助けになれるようなケア・メイクであるために、今回の講演が皆様のお役に立てたのであれば幸いです。
お忙しいところ、わざわざお時間を作っていただき、講演の機会をくださいました皆様に、深く感謝するとともに、今後の皆様のさらなるご活躍を、心よりお祈り申し上げます。

著 橋本 友希

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