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2015/02/05

葬祭業従事者対象 第1回 遺体感染管理士2種認定資格養成講座を開講しました!

2015年1月18日 中野サンプラザ研修室において、第1回 遺体感染管理士2種認定資格養成講座を開講しました。東京都、神奈川県、静岡県、沖縄県からご参加下さいました。
本講座は、遺体感染管理士認定資格を取得するための必須講座です。理論講習と実技講習を合わせ5時間の研修をさせていただきました。
理論講習では、テキスト(医学書)「遺体に携わる人たちのための 感染予防対策および遺体の管理」に沿って、①遺体に関する基本事項②感染予防に関する基本事項及び具体的実践方法③ご遺体の管理についての3つをテーマにお話しさせていただきました。

実習では、感染予防対策としての安全な手袋の外し方やロンググローブを使った二重着用の方法、医療器具抜去痕からの出血への処置法として有効な遺体用圧迫固定法、医療マネキンを用いて鼻腔の構造と出血時の処置法など、すぐに現場で役立つ手技を学習しました。

受講された方から、遺体管理についてドライアイス装着へのご質問などをいただきました。医学書に基づいた研修は初めて受講したので難しかったが、実習を交えての講習だったので5時間は長い講習だなあと思って参加したが、あっという間の講習だったなどのご意見をいただきました。

横浜市からご参加いただいた(株)伊藤様からご感想をいただきました。ご紹介させていただきます。

昨日は育成講座ご講義ありがとうございました。
当日仕事のことは心配でしたが、本当に受講出来てよかったです。
組合研修会の時とは違ったより深い内容で「医療に準じた遺体管理」の大切さを感じました。
特に「標準予防策」の考え方は、診断書を見てはじめて感染症に「気をつけよう」というような中では全くなかった考え方でした。「本当の感染リスクの高さは業務が終わってみないとわからない」なんて考えもしませんでした。いつものドライアイスの効果や使い方も、知識・理解があってはじめて葬儀社として有効な使い方、ご遺族への説明・ケアが出来るのだと思いました。
早速、実践していきたいです。

伊藤様、ご感想有難うございました。

■講演風景

第1回の研修会を主催させていただく中で何かと至らないことも多々あったかと存じますが、ご参加者の皆様、大変熱心に受講いただき誠に有難うございました。心より感謝申し上げます。
共立蒲原総合病院看護師荒田康世様には実習指導のアシスタント講師としてお手伝いをいただきました。聴講生:遺体感染管理士2種資格者(株)濱中髙杉美和子様、さがみ典礼矢田部明子様、ご参加いただき有難うございました。
本講習が、単に資格取得と言う目的だけではなく、従事者ご自身の安全とご遺族と故人様へご遺体を取り扱う専門職として信頼につながるより良いサービスの提供にお役立ていただけると幸いでございます。

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