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2015/08/22

関西看護出版様 東京講演「遺族ケア・エンゼルケア・エンゼルメイク」講演リポート

暑い、本当に暑い夏です。今年は7月からとても暑く、いったいどれだけの汗をかいただろうと、考えるだけで鳥肌が立ちそうな、夏真っ盛りです。葬儀業界には、きっとクールビズなんて、ないですよね・・・。
さて、そんな気持ちから折れそうな夏のさなかに、今回も関西看護出版様からのご依頼で、東京での講演をさせていただきました。今までは、地方に行かせていただくことが多かったので、何となく地元の東京と言う事で、気持ちが軽い気がします。
今回の講演は、今までと少し変わって、遺族ケア・エンゼルケア・エンゼルメイクの柱は変わらないのですが、特にエンゼルケア・エンゼルメイクに関しては、いままでよりもっと「何故これらの行為が病院や施設において、看護師の方々が最後に行う意味があるのか」を掘り下げてお話をさせていただきました。今までは、詰め物に関しては、「ただ詰めない」との世間の流れから、今は、「葬儀社さんがやってくれるから、私たち(看護師)はやらなくてもいい」というように、意識の変化が見られています。しかし、これは大きな間違いです。今回ご参加くださった65名ほどの方々には、講演中にしっかりとお話をさせていただきました。そのせいもあってか、はたまた今のエンゼルケアの流れに疑問を持たれてか、質問に来て下さる方々がとても多かったです。そして、その内容も、現場での実際の状況に対しての質問であったり、伝達方法についてであったりと、実に多岐にわたっていました。
今回の講演を通じて、私としてもこれからしばらくは、「エンゼルケアを看護師の方が行う事の意味」について、一緒にお話をさせていただこうと考えています。時代によって、流れは色々と変わり、迷われることも多々あると思います。しかしながら、これらの処置に関しては、一貫性があるものであり、ある意味不変に近いものです。皆様からのたくさんのご質問やご意見を通じて、いまの看護業界や介護業界の時代の流れを見ることができました。私個人としても、とても大きな学びをいただけた、今回の東京講演でした。
最後に、今回受講して下さった皆様にとって、この講演が少しでも有意義でありますように。また、皆様の今後のますますのご活躍を心よりお祈り申し上げます。本当に、長い時間ありがとうございました。

著 橋本 友希

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