遺体感染管理士
認定資格養成講座 募集要項

2024年(令和6年)の「遺体感染管理士認定資格養成講座」の開催日をご案内いたします。
Zoomを利用したオンライン形式で開催します。

皆様のご参加をお待ちしています。

オンライン講習会とは

オンライン講習会は、受講者様と講師が対面して学習していただく会場講習に近い形でのリアルな講習会です。録画配信ではございません。インターネットにつながる環境でパソコン、タブレット、スマホから受講していただけます。
マイクとカメラが使用できる通信機器をご使用ください。Zoomという外部システムを利用して行います。弊社からメールでご案内する‟講習会「参加用URL」“をクリックしていただくと、Zoomが自動的にインストールされますので操作案内に従っていただきますと講習会サイトに繋がります。
講習会「参加用URL」は、講習会の前日にメールにてご案内いたします。
上述のZoomへの入り方は、弊社からテキスト等と一緒に印刷資料(「Zoom利用方法について」)を発送いたします。ホームページからも、「Zoom利用方法について」(案内書)をご覧いただけます。

【通信テストについて】

受講者様のパソコン、スマホ、タブレット等から、講師の音声や映像などが適切にご覧いただけるかどうかを講習会の前(事前)に確認していただく通信テストの機会を設けています。 通信テストのご参加には、「通信テスト用URL」が必要となります。「通信テスト用URL」は、通信テストの前日にメールでお送りしますので、ご希望の方はご参加ください。 通信テスト日時は、お申込時にご案内いたします。所要時間は、お一人5分程度です。

【実習の仕方について】

実習中は、受講者様の手もと(手技)が講師から見えるように、パソコンの場合は、カメラが手元を映すようにパソコン画面の角度を下げていただきます。スマホの場合は、スマホスタンド等をご用意いただくスムーズに受講いただけます。


オンライン講習 実習風景

遺体感染管理士とは

遺体感染管理士とは、死後処置に携わる看護師・介護福祉士等を対象に、有限会社エル・プランナーが付与する民間資格です。
遺体感染管理士は、医療器具抜去痕の処置、創傷の手当て、腔部の詰めもの、口腔ケア、排泄物の処理、清拭、更衣等の一連の死後ケア業務を感染予防の観点から学び、手技を習得された死後ケアの専門家です。

講座内容

遺体感染管理士認定資格養成講座では6時間30分の講義と演習を行います。感染予防対策上(感染の可能性を予防する目的)の死後ケアを学習します。
その他、比較的早期に現れる死体現象や冷却に関する知識など、医学的見地に立ったご遺体への携わり方を学習し、何故そうしなければならないかといった理由や、感染予防チェックリストをテーマに搬送業者・葬祭業従事者への安全な引継ぎなど、実践に役立つ具体的な課題を学習します。

【学習内容】

講義

1. 死後処置の定義

2. 死後処置の目的

3. 感染予防対策上の処置
 ・遺体から血液・体液が漏れ出る理由
 ・標準予防策の考え方
 ・遺体からの感染リスクと対策
 ・血液・体液が流出するケース

4. 死後処置の実際
 (1) 準備するもの
 (2) 死後処置の手技
  a. 医療器具抜去後の処置
   縫合 / 吸引 / 遺体用圧迫固定法
   【医療器具抜去痕別 具体的手技】
   注射針痕/CVカテーテル痕/気管切開痕/ドレーン抜去痕/胃ろう・腸ろう痕/ストマの処置
 b. 創傷の手当て
  膿のある創 / 浸出液のある創
 c. 腔部の詰めもの
  鼻腔 / 口腔 / 肛門 
 d. 遺体用口腔ケア:消毒剤を使用
 e. 全身清拭:感染症が判明している場合

5.エンゼルメイク(死化粧)の実際
 (1) 死後変化とメイク
  早期死体現象 / 晩期死体現象 / 体温の低下 / 血液の就下(死斑形成) / 死後硬直 / 皮膚の乾燥
 (2) 化粧材と化粧法
  医療における化粧材の条件 / 手作りスキンケアクリーム(身近な材料でできる) / 死化粧の成り立ち / スキンケア / ベースメイク / ポイントメイク

6. 遺体に携わる従事者の役割
  医療者・介護士の役割 / 搬送業者・葬祭業者の役割

7. 遺体に関する基本事項
  遺体に発現する現象 / 死体因子 / 環境因子 / 医療機関に見られる死後の変化 / 医療機関以外の場所で死亡した遺体 / 検案対象となる遺体

8. 従事者の感染予防対策に関する基本事項
  遺体の感染リスクの考え方 / 感染を成立させる要因 / 感染経路別予防対策 / 標準予防策 / 標準予防策における血液・体液排泄物等の取扱いのポイント / 感染防御物品(グローブ・死体袋) / 手洗い / 消毒剤の選び方 / 抗微生物スペクトルと消毒剤の適応対象

9. 感染予防チェックリスト
  感染予防チェックリストとは / 感染予防チェックリスト作成時のポイント

10. 疾患別遺体からの感染予防対策
  遺体に携わる従事者が注意する感染症 / 血中ウイルス感染症 / 疥癬 / 結核の取扱い / 外国の病院における死後処置

11. 遺体の冷却管理
  遺体安置の環境 / 院内・施設で預かる際の注意点 / 冷却のポイント / ドライアイスの使用における基礎知識 / 事故・災害による損傷のある遺体の取扱い

12. 遺体感染管理士認定資格 受験対策

オンライン実習
遺体用圧迫固法 / スキンケア / ナチュラルメイク / 薄化粧 / ポイントメイク
「メイク」は、メイクマネキンで学習します。
オンライン実習用教材の返却は不要です。伝達や復習にご利用ください。
講習中は、受講者の皆さまの画面や音声が入ることはありません。
挨拶や質問の時間がありますので、皆さんでコミュケーションを取り、楽しく進めましょう。  

募集要項

主催
有限会社エル・プランナー
東京都新宿区西新宿1丁目20番3号 西新宿高木ビル8F
TEL:03-5344-9747
FAX:03-5344-9748
e-mail:info@lplanner.co.jp

担当講師
有限会社エル・プランナー代表取締役 橋本佐栄子

募集対象
看護師、准看護師、医師、介護福祉士

参加費用
¥68,500
受講料・受験料・教材費・テキスト代・消費税を含みます。
税率改正により変動する場合がございます。

お支払い
受講料のお支払いは、弊社からのお申込み確認メールが届いてから2週間以内に銀行振込にてお支払いください。振込先(指定口座)はお申し込みの後、弊社からメールにてご連絡申し上げます。
期日までにお支払いができない場合は、メールでご連絡ください。
e-mail:info@lplanner.co.jp

キャンセル・返金
(1)受講申し込みをキャンセルされる場合は、速やかにメールでご連絡ください。
(2)お支払いいただいた講習料は、全額返金いたします。(テキスト・教材が発送されている場合は返送ください。返送料はお申込者様のご負担でお願いいたします。)
(3)キャンセルについて、ご不明な点がございましたら何なりとお問い合わせください。
e-mail:info@lplanner.co.jp

お申し込み方法
受講希望日のお申し込み状況をご確認いただき、参加お申し込み専用フォームからお申し込みください。

タイムスケジュール

講習時間:10:00~17:00 (90分授業)

10:00~11:30  一時限目:理論
11:30~11:40  小休憩
11:40~13:10  二時限目:理論
13:10~13:40  昼食
13:40~15:10  三時限目:動画視聴、実習
15:10~15:20  小休憩
15:20~16:50  四時限目:実習
16:50~17:00  受験案内

申込番号 募集席数 空席状況 開催日時
20240327 6席 終了しました 3月27日(水)10:00~17:00
20240413 6席 終了しました 4月13日()10:00~17:00
20240511 6席 終了しました 5月11日()10:00~17:00
20240620 6席 終了しました 6月20日(木)10:00~17:00
20240702 6席 終了しました 7月2日(火)10:00~17:00
20240804 6席 終了しました 8月4日()10:00~17:00
20240908 6席 終了しました 9月8日()10:00~17:00
20241019 6席 募集を終了しました 10月19日()10:00~17:00
20241202 6席 2席 12月2日(月)10:00~17:00
受講の申し込みはこちら

認定資格取得と取得までの流れ

遺体感染管理士認定資格養成講座(オンライン講習)を受講し、
遺体感染管理士認定資格試験合格者に認定資格を授与します。

取得までの期間:受験後 約1か月

遺体感染管理士認定資格養成講座
メールでお申し込み
ご費用のお支払い(銀行振込)
遺体感染管理士認定資格試験受験願書の提出(郵送)
オンライン講習
「遺体感染管理士認定資格養成講座」受講
弊社から遺体感染管理士認定資格試験問題(郵送)
受験(自宅)
解答用紙郵送
約一か月後
合格通知
遺体感染管理士認定資格証の授与
(ヤマト便にて配送)

受験手続と認定証のご案内

  1. 受験のお手続きは、「遺体感染管理士認定資格養成講座」開催日2週間前を目安に受験願書を郵送します。受験願書にご記入の上、指定日までに郵送いただき(提出)受験を受け付けます。
  2. 認定資格養成講座終了後、1週間以内に試験問題を郵送します。
  3. 自宅で試験問題に解答し返信封筒に入れエル・プランナーまでご返信ください。
  4. 合格の場合は合格通知とともに認定証を1か月以内に郵送します。不合格の場合はその旨を郵送します

講師紹介

有限会社エル・プランナー 代表取締役
橋本 佐栄子

死後処置の専門家として9,000件の実務経験をいかし、病院・看護学校・福祉専門学校・訪問看護ステーションで講習を実施しております。
また、看護誌主催の大型セミナーの講師も務めております。

『執筆著書』
遺体に携わる人たちのための 感染予防対策および遺体の管理
ICHG研究会編2002年初版2011年改訂第1刷医事出版社
基礎看護技術 感染予防対策上の死後の処置」関西看護出版2014年6月
遺族ケア・エンゼルケア・エンゼルメイク」日総研出版2012年連載 他


有限会社エル・プランナー 専務取締役
橋本 友希

1993年看護師免許取得。
稲城市立病院(手術室、脳外・整形・耳鼻科混合病棟)、東京警察病院(ICU、手術室)勤務を経て、有限会社エル・プランナーに入社。
医療現場で培った経験を活かし、死後処置およびメイク業務を行う。また、(株)関西看護出版主催の「遺族ケア・エンゼルケア・エンゼルメイク」の専属講師をはじめ、病院、看護協会、訪問看護ステーション等で講師を務める。ICHG研究会員。

『執筆著書』
遺体に携わる人たちのための 感染予防対策および遺体の管理
ICHG研究会編2002年初版2011年改訂第1刷医事出版社
基礎看護技術 感染予防対策上の死後の処置」関西看護出版2014年6月
遺族ケア・エンゼルケア・エンゼルメイク」日総研出版2012年連載 他

オンライン講習「遺体感染管理士認定資格養成講座の特徴」

動画で手技をしっかり学ぶ

エル・プランナーでは、「遺体用圧迫固定法」をはじめとする医療器具の抜去痕や褥瘡の処置法など、死後ケア業務の実践に欠かせない手技を、受講者様全員が差異なく学習いただけるように、“死後ケア・オリジナル学習教材動画”を製作しました。手順や細やかな手の動かし方、ポイントなどをオンラインで鮮明にご視聴いただくことにより、充実した技術学習をしていただけます。

エル・プランナー 死後ケア・オリジナル学習教材
【基礎看護技術 感染予防対策上の死後の処置】一部をご紹介します

遺体用圧迫固定法

遺体用圧迫固定法 手技

ストマの処置

ストマの処置 手技

口腔の詰めもの

口腔の詰めもの 手技

遺体用口腔ケア

遺体用口腔ケア 手技

膿のある褥瘡の処置

膿のある褥瘡の処置 手技

ドレーン抜去痕

ドレーン抜去痕 手技

鼻腔の詰めもの

鼻腔の詰めもの 手技

【エンゼルメイク】動画タイトルと画像の一場面をご紹介します

スキンケア

スキンケア 手技

男性の顔の整え方

男性の顔の整え方 手技

女性 薄化粧

女性薄化粧 手技

アイブロー 手技

実習で手技を習得する

血液・体液が漏れ出ない処置として、医療器具抜去痕には、「遺体用圧迫固定法」が欠かせません。実習キッドを使って遺体用圧迫固定法をマスターしましょう!
その他、メイクマネキンを使って、穏やかな表情に整えるためのスキンケアテクニックやファンデーションのつけ方、リップメイク、アイブローテクニックなどを学習します。

遺体用圧迫固定法 実習キッド

練習用メイクマネキン

テキストで根拠を学ぶ

改訂版 遺体に携わる人たちのための国際標準の感染予防対策及び遺体の管理」

遺体感染管理士認定資格養成講座は、書籍名『改訂版遺体に携わる人たちのための国際標準の感染予防対策及び遺体の管理』をテキストとして使用します。本書は、ご遺体からの感染予防対策を学ぶ唯一の書籍です。ご遺体からの感染を予防するための基本的な考え方や具体的対策、ご遺体の管理を学習します。


「根拠に基づく感染予防対策上の死後処置・エンゼルメイク・遺族ケア」

死後処置およびエンゼルメイクの技術の解説書として、『根拠に基づく感染予防対策上の死後処置・エンゼルメイク・遺族ケア』を使用します。遺体感染管理士認定資格養成講座では、本書の第Ⅰ部と第Ⅱ部を学習します。


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