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新年のご挨拶
新年おめでとうございます。
年末年始の休暇も終わり、皆様、普段通りの忙しい毎日をお過ごしのことと存じます。
昨年は、「遺体感染管理士認定資格養成講座」「エンゼルケア・エンゼルメイク講習会」ともに沢山の看護師、介護士の皆様にご参加いただき誠に有難うございました。
少人数での開催のため、「すぐに満席になってしまう…」とのご意見や、1年も前からのお申込み、また、キャンセル待ちもございまして、お待たせすることの心苦しさと同時に、エンゼルケアにご興味を寄せてくださる皆様へ感謝でいっぱいの1年でした。
毎年の事ながら、今年も、エル・プランナーは美粧衛生業務のため休暇はございません。
冬場の特にこの時期は、火葬場や式場の都合により、葬儀・告別式までの間、長くお待ちいただくことが多くなります。
深夜2時、病院からお帰りになられた方のご処置をさせていただきました。
高分子吸収剤が使用されているにもかかわらず、鼻腔・口腔から体液・血液が流れ出ていました。死後の出血は、連続的ですぐには止まりません。朝まで放置すれば、お顔が汚れるだけではなく着衣や寝具がどうなるか想像がつかれるかと思います。
高分子吸収剤は、現在、脱脂綿等他の吸収性材料に比べ吸収量が最も多く、鼻腔・口腔に詰めていただく材料として優れています。（ただし、肛門には適しません）
けれど、高分子吸収剤を使用していただいているのに、何故そのような事態が起こってしまうのでしょうか？
弊社エル・プランナーは、死後ケア10,000件以上の実務実績から、吸収性材料の適切な使用方法など、病院や施設から帰宅後の死後ケア経験から、死後ケア技術はなぜそうしなければならないのかというエビデンスとともに、最善の死後ケア技術を追求して参りました。
故人様の麗しいお姿が、ご遺族を慰めます。
ご遺族は、心の目で、故人様を見つめられます。
ご遺族が心の目で故人様を見つめられる時、そのお姿に癒されておられる…と感じます。
ご遺族の心情への配慮と最善の死後ケア技術をテーマに、今年も、エンゼルケアセミナーを開催します。受講者様お一人お一人に、最善の死後ケア技術を伝えすることが弊社エル・プランナーの使命と、新年を迎え新たな気持ちで心しております。
今年も最善の死後ケア技術へ努力して参りますので、皆様、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
エル・プランナー
美粧衛生師 橋本佐栄子
